昨日の朝の出勤時に
地下鉄の改札出口付近の階段で
一匹の蝉がはいつくばっていました。
このままでは踏みつぶされてしまうと思って手の甲に乗せたら
木と思ったのか
管を肌に立て始めました。
(管を挿しているのがわかると思います)
イテテ!イテテ・・・!
と言っても大したことないのですが
硬くなった初老の男の手の甲から
おいしい樹液が出るはずもなく、
かわいそうに思ったので
近くの街路樹に行って木に戻してあげようと思った瞬間
ジジッ・・・とおしっこを飛ばして
コンクリートの電柱へと飛んで行ってしまいました。
おしっこを腕に浴びた僕は
電柱を見上げながら
ここが八ヶ岳だったら蝉たちも安息するのだろうか、とか、
でもやっぱり都会の樹液はゴージャスなのだろうか、とか、
いろいろと考えてしまったのですが、
蝉の気持ちなんぞわかるわけでもなく、
なんだか生きることのはかなさを
朝っぱらから感じてしまいました。
そんな気分を引きずってはいけないと、
週末めがけて昨日は速攻で帰りました。
日曜日は娘が赤ちゃんを連れて
退院する予定です。