週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

いずれ韮崎の笑顔になるラーメン屋さん「藤桜」@韮崎

今日八ヶ岳に入りました。

ちょうど昼頃韮崎に入り

どこかで昼飯でも食べようか・・・

思いついたのが、

ラーメン「藤桜」。

ずっと気になっていたお店です。

 それにしても一人の時は、

ついついラーメンにお世話になってしまいます💦

 

韮崎市から国道141号線を少し八ヶ岳の方に行き、

絵見堂という交差点を左に曲がって、

少し行って右に、

また少し行って右に折れた

田んぼの真ん中に「藤桜」はあります。

 

国道141号線を八ヶ岳に向けて走っていくと

閉店して落ちぶれた場末のスナックのような建物が見えます。

見たことがある人は多いと思いますが、

このショークラブ(?)なるお店が発祥の場です。

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「韮崎×ラーメン」で検索すると

かなりの確率で出てくる

知る人ぞ知る有名店です。

 

これがお店の入り口です。

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ラーメン屋さんっぽくなく

ただの食堂という感じです。

 手書きの看板がいい感じです!

 

11:55に到着しました。

もうやっているだろうと思ったら準備中の看板が・・・

あれれ?休みかな?

すると、

スラリと背の高い丸刈り頭の若い店主が出てきて

「あ、どうぞうどうぞ!今からやりますんで

大丈夫ですよ」

と、にっこにこの顔で案内してくれました。

 

つまり、今日のお昼の第一号のお客さんだったわけです。

 

混んでいる思っていたので

意外と肩透かしを食らいました。

 

お店に入って6人掛けのテーブルについたら

テーブルの上にも手書きの「藤桜」が。

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ノリとしてはどこか夜のスナックに近いと思いました。

 

今日はチャーシューメン(900円)がおすすめです、

と店主が言うので、

言われるがままに注文を。

間もなくやってきた「チャーシューメン」が

これです。

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見るからに濃厚な豚骨スープの上に

チャーシュー、メンマ、ネギ、スプラウトなどが載っています。

意外と小さい器です。

 

レンゲでまずはスープをいただきます。

 

おおっ!?

いわゆる豚骨系のラーメンですが

そこかしこで食べる豚骨とは一線を画しています。

なんていうんだろう、

骨を煮込んだ、というより、

肉を煮込んだ感じです。

豚の煮汁感が口いっぱいに広がります。

これまで食べた豚骨ラーメンとは明らかに違う味。

おいしい!

 

そして麺はというと、

中細のストレート麺です。

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ちょい硬めの茹で加減が

ひょっとするとスープと馴染まないのでは・・・

と思ったものの、

予想ははずれ。

お互いの主張が口中で混じり合い

飲み込む寸前に、おいしさを感じます。

 

さらにチャーシューを味わいましょう。

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4枚ほど載ったチャーシューですが、

厚さも大きさもバラバラで

そこが何とも手作り感満載です。

豚バラ肉ではなく肩ロースなのかもしれません。

ゴツゴツした食感が

肉を食いちぎっている野生の歓びを目覚めさせてくれます。

 

このラーメン、

いわゆるラーメン屋さんのラーメンとはなんか違います。

そう、

2軒目のスナックで飲んで歌って

最後の〆に食べるのにちょうどいい感じです。

 

ラーメンの出自を聞くと

九州豚骨とか横浜家系とか

喜多方系とか札幌系とか

いろいろ出てきますが、

酒場が出自になってここまで有名になったラーメンは、

日本中を見渡してもあまりないのではないでしょうか。

 

希少価値のある一杯です!!

胃もたれするかと思いましたが、

意外とさっぱりしていて

量も中年の僕にはほどよく、

店を出て目の前の田んぼを見渡しながら背伸びしたら

心地いい食べた感が充満しました。

 

さて、この「藤桜」、

店主からスクープ話を聞き出しました!

 

このお店、

この田んぼの中にオープンして間もないのですが、

この9月に今度は韮崎駅前に移るのだそうです。

(詳細は次号の地域情報誌「なないろ」に出るとのことです)

 

「韮崎の街を若い者同士でもっと盛り上げたいと思いまして・・・」

と、恥ずかしそうに満面の笑顔。

 

いや、正解!

 

田んぼの真ん中もいいけど

街中にあってもっと韮崎の笑顔になって欲しい。

いや、間違いなくなるでしょう!

 

先だっては韮崎の「アメリカヤ」に行ってきましたが、 

www.kogysma.com

 

なんだか韮崎、

若い人たちの熱いマグマがうごめいています。

隣町、北杜市民としては

楽しみでなりません。