週末は雑木林に囲まれて

八ケ岳に魅せられて、週末は八ヶ岳南麓で暮らしています。東京と行ったり来たりの暮らしの中で感じたことや考えたことを綴ります。

一人カラオケに行ってきた。

昨日の午後、

仕事の間を見計らって

一人カラオケに行ってきました。

 

その心は、というと、

今週の土曜日

娘の結婚式の余興で

ひょっとして歌うことになるかもしれない・・・

からです。

 

カラオケなんてもう10年ぐらい行っていないような気がします。

音楽は好きなのですが

歌には自信がなく

自分から友達をカラオケに誘うなんてことは

全くなかったのですが、

今回は自ら行きました。

しかも一人で。

 

いや~、恥ずかしいったらありゃしません💦

 

「このおっさん、仕事ないんじゃないの?」

「一人でカラオケなんて友達いないのかも」

「性格、暗っ!」

みたいに思われるんじゃないか・・・。

と思うと足がすくんだのですが、

ここ10年ほど大きな声で歌ったことがなく、

式で親族に恥かくより

今見知らぬ人に恥かいたほうがまだまし!

と奮い立って、

新宿の一人カラオケ専門店、

「ワンカラ」に練習に行ったというわけです。

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一人カラオケって最近よく耳にするようになったのですが

今では普通の喫茶店のような存在なんですね。

昼間だというのに

いろいろな年齢の人が結構いました。

みんな恥ずかしそうなそぶりもなく

喫茶店に入るがごとくチェックインしています。

 

少し安心しました。

 

会員手続きを済ませ

ミニマム時間の1時間をお願いしました。

新規会員料も合わせて、

1000円+αだったでしょうか。

ヘッドホンは持ってきていますか?

と聞かれ、

そんなものを持ってきているはずもなく

ありません、と言ったら、

標準のヘッドホン(300円)のレンタル料を

プラスで取られました。

 

どうやらヘッドホンをしてカラオケするんですね。

 

案内された部屋は

ほんと人一人入れるような個室でしたが、

そこにはモニターやマイク、ミキサーなどがあり、

ちょっとしたスタジオのようです。

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ドキドキしながらセッティングを済ませ歌い始めたら、

スナックや普通のカラオケルームにあるような

エコーバリバリで

下手でもうまく聞こえるようなものではなく

自分の生声がヘッドホンから聞こえてきて、

いきなりショックを受けました。

 

ええ、俺ここまで下手だったんか・・・。

 

でもこのままじゃ済まされない。

少しでもうまくなろうと、

腹式呼吸を思い出して腹の底から歌ったり、

普段出したことのないような絶叫をしたり、

歌詞に合わせて悲しそうにしたり

元気な笑顔を作ったりと、

色々工夫して歌いまくりました。

 

昼間っから個室にこもって

身振り手振り交えて

表情変えて

その気になって歌っている自分を空から見ている

僕の先祖は、

天国でさぞ情けなく思っているんだろうな・・・

と思うと、やりきれない気持ちになりました。

 

でも1時間歌って店を出たら

意外にもスッキリした感じです。

 

久しぶりに発散できた感じ。

 

普段は自分を押し殺してしまいがちで

最近大きい声など出したこともなかった自分でしたが、

封印していた自分を解放できた感じで

今までにない

清々しさが吹き抜けました。

 

カラオケ、いいかも!

 

一人カラオケ専門店は割高のようです。

普通のカラオケ屋だったら、

1時間500円とか600円で楽しめそうです。

 

お金もなく、趣味もなく、

人生100年時代、

どうしたら生きがいのある老後になるんだろうか・・・

そんな不安を抱えている人が多いようですが、

カラオケいいかも、です。

 

一人専用もいいけれど、 

”シニア専用のカラオケカフェ”

なんてあったら、

とても流行るような気がしました。

 

おしまい。

 

大声出してストレス発散「叫びの壷」