先週末の八ヶ岳でもう一つ、
諏訪方面に行ったら是非とも覗いて欲しいショップを
ご紹介します。
買わなくてもいいです。
興味がなくてもいいです。
でも行ったら何か感じることがあるはず。
「リビセン」こと、
「Rebilding Center JAPAN」です。
"家のつくり方、つかい方、なくなり方を新しくする”
というキャッチフレーズのもとで
解体した古い建物から
使えると思うものを引き取って
そのまま販売したり
手を加えて別のものにしたりして売っている
家具屋と骨董屋と雑貨屋を足して3で割ったような店です。
1階にはカフェと工房があり
2階と3階には
解体されたものが所狭しと並べられています。
ワークショップもやっているようでした。
それにしてもものすごい量です。
ガラクタと言ってしまえばガラクタかもしれません。
しかし実用的ではなくても
あるだけでそこに人の営みの記憶を感じるものたちは
果たしてガラクタなのでしょうか。
肩を寄せ合うようにひっそりと固まり合いながら
また人間たちが息を吹き込んでくれるのを待っているかのような
微かな息遣いを感じるのは
僕だけだったのでしょうか。
店内は何組もの若いお客さんや
外人のご夫婦が
写真を撮ったり
珍しそうに手に取ったりしながら
美術館を巡るかのように
静かに散策していました。
結局僕らは何も買わずに出て来ました。
でもお菓子や飴をたくさんもらえた
お祭りのときの子供のように
妙に満ち足りた気持ちになりました。
日本の街にはこういうお店がもっともっとあるといいなあ
と思いました。