僕はFACE BOOKは一応登録だけしていて
情報は発信せず
見ているだけのタイプですが、
今日PCで仕事中に
”今日はTさんの誕生日です。
お祝いしましょう!”
という通知が来て
ドキッとしました。
何故ならTさんは
4年ほど前にガンで亡くなっていたからです。
Tさんは会社員時代から
ずっと仲良く仕事をさせていただいた
パートナーでした。
とてもシャープなアートディレクターで
少し年齢も上とあって
いろいろ教えていただきました。
でもずっと透析を続けていて
一緒にお酒を飲むことはありませんでした。
最後は仕事を離れ
子供たちにモノづくりの楽しさを教える
NPO活動をしていました。
おそるおそる彼のFACE BOOKを覗いてみました。
するとそこには
たくさんの友人から哀悼の意が寄せられていました。
未だに閉じられていないFACE BOOKは
まるで彼の追悼式典のようで、
僕は思わず目を瞑って祈りました。
午後になってジムに出かけました。
あちこちの桜が満開で
こんな都会の真ん中にも
こんなに桜があったのか、と気づきました。
途中の小学校では
校庭の片隅にある大きな桜の木の下で
若者たちがお花見に興じていました。
桜は
農耕の神様である”さ”の神が天から下りてきて
腰を掛ける”御座(みくら)”から来ていると言います。
別れにも出会いにも不思議な縁を、
ふとした花曇りに
静かなざわめきを感じる今日でした。